健康状態によって使い方を選ぶ
大豆に含まれているイソフラボンが注目されています。
美肌効果や更年期障害の緩和、骨粗鬆症の予防などさまざまな効果が期待できるからです。
また女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをしてくれることも人気の一つではないでしょうか。
ポリフェノールの一種であるイソフラボンは、大豆に含まれているため納豆や豆腐、味噌など大豆製品から摂ることができます。
日本食を食べていれば自然とイソフラボンを摂取しているのですが、最近では食生活が変化しているため意識して摂らなければ不足してしまう成分です。
イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをしてくれる効果と活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
エストロゲンは若々しく女性らしい体を作るホルモンで、骨粗鬆症の予防やしなやかな血管を作るため生活習慣病の予防にも効果があります。
女性ホルモンは加齢によって分泌量が減少してしまいます。
エストロゲンが減少すると更年期障害の原因や骨粗鬆症、動脈硬化などのリスクが高くなります。
またエストロゲンには健康な髪を作る働きもあるため、減少することで頭皮が乾燥して栄養が行き届かず抜け毛や薄毛の原因にもなります。
イソフラボンを摂取することで減少したエストロゲンの働きを補う効果があるため、更年期障害の症状を緩和したり、骨からカルシウムが流出するのを防ぐことで骨粗鬆症を予防してくれます。
柔軟な血管を作る働きで血液の流れをよくし、毛根細胞に栄養を与え健康で美しい髪を作ってくれるのです。
体内では酸素を摂りいれてエネルギーを作り出すため活性酸素が発生しています。
活性酸素は体内で分解されていますが、紫外線やストレス、乱れた生活習慣なんどの影響によって体内に増えすぎると健康な細胞を攻撃して老化の原因となってしまいます。
イソフラボンには抗酸化作用があるので、増えすぎた活性酸素を除去して老化を防いでくれます。
さらに悪玉コレステロールを減らす効果もあるので、血液をサラサラにして生活習慣病の予防をしてくれます。
血液の流れがよくなると全身の細胞に栄養と酸素が行きわたるため、新陳代謝が活発になることで疲労回復効果もあります。
また肌のターンオーバーが整うため、美白や美肌効果も期待できます。
イソフラボンは大豆製品を摂ることで必要量を補うことができますが、更年期障害の緩和を目的とする場合はイソフラボンのサプリメントなどを併用すると効果的です。